「叫び」東京公演では、様々なハプニングがありましたが、最後にやってきた?ハプニングは、本番前日に、一人の役者さんが、血を吐いて入院。舞台に立つことが出来なくなったことでした。 その人は、大阪からの出演者で、裏方の仕事も献身的にやってくれていた人でした。 明るくて、ムードメーカー。 一緒に居てホッとするタイプの優しい人柄。 笑顔を絶やさず飄々と仕事をする、とても真面目な人。 彼の名は、えなみくん。「えなりくん」じゃあありません。 あまりに突然の報せに、皆ショックを隠せずにいました。「あんなに頑張ってきたのに。具合が悪いなんて素振りはちっとも見せないで・・・」 そう思うと、悔しくてたまらない気持ちでしたが、その分、皆で団結して、えなみクンの分まで頑張ろうと、腹が決まりました。代役の方も、二時間くらいでセリフと立ち回りを覚え、立派に務めてくれました。 みんなの気持ちが、一つになれたのも、えなみくんのことも大きかったと思います。 人は、困難を乗り越えた時にのみ成長する。 ホントにみんなが実感する出来事でした。 えなみくん、ありがとう。そして、やっとの退院おめでとう!!(^^) 右の名場面集には、えなみクンの雄姿が!⇒